春の台湾日記

私と台湾

5回目の訪台(台北〜台中〜嘉義〜高雄〜花蓮〜台北)4日目 嘉義(嘉義公園)

朝から杏仁茶と油條、火鶏肉片飯を食べ、お腹がいっぱいなので、お散歩がてら嘉義公園にいきました。嘉義公園はとても広く、268000平方メートルの広さを誇ります。

嘉義といえば、日本人、漢人、原住民がメンバーであった、"嘉義農林学校野球部"が、日本人のみの"台北商業"に勝ち、甲子園に遠征して準優勝した出来事が有名です。 この嘉義公園には隣接して野球場があります。ここはかつて"嘉義農林学校野球部"が練習に励んだ場所であり、台湾野球発祥の地とされています。 この物語は映画『KANO』に描かれており、この映画のエキストラは嘉義の方々です。

春節仕様のモニュメント(HAPPY NEW YEAR)

穏やかな公園 地元の方が体操をしたり、散歩をしたり

公園内にある史跡資料館は、台湾のアーティストの絵や陶器、CD等が展示、販売されていました。また、ここで特筆すべきは、日本統治時代に作られたのであろう、日本語の阿里山森林鉄路の紹介、木材伐採から運搬、加工の紹介ビデオが流されていたことです。当時の映像はとても興味深く、長時間見入っていました。

この建物は日本統治時期にあった嘉義神社に付属していた斎館と社務所で、1943年に建設され、現在では嘉義市史跡資料館は市指定古跡となっています。建物は書院造で、天井板、障子、縁側があり、屋根は入母屋造です。

史跡資料館 中にはおしゃれなカフェもありました

射日塔の内部には原住民の射日神話のブロンズ像があります。上を見上げると巨大な美しい洋紫荊(バウヒニア・ブラケアナ)と言う嘉義市の市花があしらわれており、最上階からは嘉義の町と山々を見渡すことができます。

エントランスには台湾の守護神である雲豹(ウンピョウ)のブロンズ像が置かれており、タワー1階にある「忠烈祠」には白い大理石の烈士の位牌が眠っています。ここには人々が参拝に訪れます。二階から上は射日塔となっており、旧忠烈祠に対する人々の従来のイメージを変えるため,建築の内外には多くの文化・芸術が取り入れられています。

外部のデザインは阿里山神木をイメージしたものです。最上階にはカフェと展望台となっており、ゆっくりと過ごせるのですが、私が行った日には休みで、中には入れませんでした…

次回は必ず展望台から嘉義を一望したいです。 射日塔