春の台湾日記

私と台湾

5回目の訪台(台北〜台中〜嘉義〜高雄〜花蓮〜台北)2日目 車埕駅

台湾旅行2日目は、民生嘉義米糕に行くために7:00前に起きましたが、この日はお休み…ここの米糕が大好きなのでとてもショックでしたが、それはまたのお楽しみに取っておくことにして、台中駅で集集線一日乗車券を購入し、8:07台中発で9:11二水着の電車に乗りました。

左:現在使われている台中駅  右:2016年まで使われていた台中駅旧駅舎

2016年まで使われていた台中駅旧駅舎

集集線一日乗車券

予定より電車は少し遅れて二水に到着し、改札を出て行李房にて30元で荷物を預かって頂き、9:20二水発、10:10車埕着の電車で念願の集集線周遊に出掛けました。

集集線は、日月潭水力発電所を建設する際に工事の材料を運ぶため、二水から外車埕にかけてトロッコ軌道の幅を広げて1922年に開通した鉄道で、始発の二水駅から終点の車埕駅までは全29.7kmの道のりです。これは台湾の三本のローカル線の中で最も長い路線です。

集集線は、1994年に全国で初めて観光鉄道として再生されましたが、1999年の921大震災により、集集駅と車埕駅の駅舎が崩れたり線路が変形したりするなどの被害を受けたため、1年ほど運転を停止せざるを得ませんでした。しかしその後、2001年に再開されてから現在まで台湾のローカル線のうち最も人気のある路線となっています。

まず訪れた車埕は、周りを山に囲まれていて、まさに自分が普段暮らしている世界とは全く別の世界で、思わずポカーンとしてしまうほど、圧倒されてしまうような景色でした。 かつて林業の町として栄えた集落は、今は観光地化されていました。台湾は春節休暇中ということもあり、多くの観光客で賑わっていました。

車埕駅を囲む山々

林業発展史や車埕地区の林産事業の様子を伝える木業展示館 全ての建築物は当時の比率によって再建され、当時の木材切り出し工場の姿を伝えている

貯水池

遊客中心は広くて綺麗で、中には車窓のシュミレーション装置がある

車埕の集落を囲む山々の景色があまりにも美しく、霧がかっているのも幻想的でずっと見ていられる風景でした。今度は平日の観光客が少ない時に来て、日がな眺めていたいくらいでした。

ここからは日月潭行きのバスも出ています。山の景色を楽しんでから、湖の美しさを堪能するのも良いなぁ〜と、日月潭に行きたくなりました。