台湾を好きになったきっかけ(初めての台湾旅行①)
私は、初めて台湾を訪れた去年の12月まで、タピオカやマンゴーが有名だということも、そして、日本が過去に台湾を統治していたことも、何も知らず、台湾に関する知識は全くありませんでした。
好きな日本のアーティストが台北でライブをすることを知り、たまたま以前パスポートを取っていたことと、たまたまその日が休みだったことから、ライブを見に行くことにしたのですが、そもそも初めての外国に1人で行くことや、台湾という全く知らない国に行く自体は、私にとってかなり気の重いことでした。
書店で最も目に付く所に置いてあった台北のガイドブックを買い、九份や故宮博物館、士林夜市といったスタンダードな観光名所を回ることにして、台湾に向かいました。
初日はTHE WALLというライブ会場のある公館という町に滞在しました。雨の中、宿周辺を歩き回っていると、懐かしいような、切ないような、とても不思議な気持ちになり、その瞬間から台湾の魅力に完全に取り憑かれてしまいました。上手く言葉で説明できないのですが、夢の中にしばしば出てくるように思える景色に雨が本当によく似合っていました。