春の台湾日記

私と台湾

5回目の訪台(台北〜台中〜嘉義〜高雄〜花蓮〜台北)2日目 集集駅

続いて13:05水里発、13:16集集着の便で集集駅に向かいました。この駅は1933年にヒノキを使って建造されましたが、1999年の921大震災で倒壊してしまいました。その後、日本からコンピューターシュミレーションの技術を導入して復元されたのです。

日本統治時代の面影を残す駅舎

集集駅前には貸し自転車屋さんがあり、多くの人がサイクリングをしていましたが、今回私はのんびりと歩いて観光することにしました。しかし、これが後に自分の首を絞めることになることに…

まず向かったのは武昌宮。ここは921大震災で倒壊してしまったのですが、その神像は信徒の手によって無事だったそうです。そして、今でも被災直後の様子がそのまま保存されており、外観をぐるっと一周見て回れるようになっていました。写真で事前にどのような様子かは知っていたのですが、実際に目の前に行って見た様子は、事前に受ける印象とは全く違い、予想よりも遥かにショッキングでした。この建物の裏手にベンチがあり、そこでしばらく動けなくなってしまいました。

921大震災の被害を伝える唯一の地震遺跡

ここから私はJijibanana観光工場に向かって歩き出しましたが、予想以上に遠く、列車の時間を考えて途中で断念してしまいました。バナナが大好きなので、色々なバナナ製品を食べたり、製品の製造過程をどうしても見たかったのですが、今回は諦めざるを得ませんでした。自転車であれば間に合ったかもしれません…

Jijibanana観光工場に行く道すがらにあった明新書院に寄り、集集駅戻りました。明新書院は文昌帝君、至聖先師、紫陽夫子といった聖賢が祀られていた場所で、農家の子供達はここで字を習っていたそうです。

三合院様式の伝統建築

明新書院に隣接する永昌小学校