春の台湾日記

私と台湾

5回目の訪台(台北〜台中〜嘉義〜高雄〜花蓮〜台北)6日目 縦谷花蓮線(花蓮観光糖廠)

もともと、私が今回の訪台を決めた時には、花蓮の太魯閣に行くことが一番の目的でした。しかし、太魯閣について調べているうちに、日常的に落石が起こる場所であることを知り、もう少し安全性について自分自身で検討出来てから行くべきだと思い、今回は見送ることにしました。花蓮に行くまでは、花蓮といえば太魯閣といった程度の認識しかなかったため正直他に行くべき所が分からず、現地に来てから決めようと考えていました。今回、実際に花蓮に来てみて、太魯閣の他に行くべき所が多くあり、今回だけではとても回りきれないということがよく分かりました。そして、また近いうちに来たい場所の一つになりました。

今日は訪台の度にお世話になっている観光バスの台湾好行の、"縦谷花蓮線"で名所を回ることに決めました。

縦谷花蓮線の花蓮駅のバス停は、旅遊服務中心を背にして右手にしばらく進むとあります。

バス内で1DAYチケットを購入しました

8:40花蓮駅発、10:16花蓮觀光糖廠着で向かいました。速度も終始ゆっくり(60km/hほど)で、安全運転だったので、安心して過ごせました。

1913年に花蓮県壽豊郷において花蓮港製糖所が設立され、さらに1921年には光復郷に上大和工場が設立され、花蓮の製糖の生産量は大幅に増加しました。ところが、これらの製糖工場は第二次世界大戦末期にアメリカ軍の爆撃に遭い、破壊されてしまいます。戦後、壽豊工場は取り壊されましたが、上大和工場は修復工事が行われました。ここが花蓮観光糖廠です。

花蓮観光糖廠は数十年間の拡張と整備によって、生産量が大幅に向上しました。花蓮観光糖廠の製糖原料のため、北は新城郷から南は富里郷まで広大なサトウキビ畑が広がるようになりました。

また、ここには日本統治時代の家屋が並んでいます。これらは当時の工員たちの住居で、今も良い状態で保存されています。

2002年、国際的な砂糖価格の長期下落とWTOへの加盟によって、製糖の80年におよぶ歴史が終わりを告げることとなりました。その後、この場は観光名所として発展していきました。

今ではここでしか食べられないアイスクリームが有名で、夏場には大行列を作ることもあるそうです。

私が行った1月末にも、アイスクリームを求めて列ができていました。

とてもたくさんの種類があり、迷いましたが、人気商品の11番を注文しました

あずきミルクアイス 甘さがちょうどよく、舌触りが滑らかでとても美味しかったです

10:59花蓮觀光糖廠発、11:13林田山林業文化園區着のバスで次の目的地に向かいました。